最終更新日:
闇金に裸の写真・写メを送ってしまった場合の対処方法|脅迫対策
- この記事の監修者
- アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
近年の闇金の手口として、融資の前に男女共に裸の写真を要求するケースが増えています。
渡してしまうと、「支払わないと世の中に拡散されてしまう」という恐怖心を利用されいつまでも、利息を支払わされてしまいます。
その為、送ってしまわない様にお気を付けください。
この記事では、闇金に裸の写真を送るリスクや、実際に闇金に送ってしまった場合、晒されてしまった場合の対処方法について紹介しています。
もくじ
\嫌がらせを防ぎ1円も払わず解決/<
\24時間受付/
ポイント
- 裸の写真を送れと言われても送ってはいけない
- 写真を渡すとネットにばら撒かれる危険性が高い
- 既に送ってしまった場合、拡散されてしまう前に闇金に強い法律家へ相談を
中国では社会問題になっているヌードローン
中国には、「身分証を持った裸の写真」を提出することで、お金を借りることが出来るヌードローンというものがあります。
利息は週に30%(10万円借りると週に3万円返す)返済が遅れると担保として提出した裸の写真がネット上にばら撒かれるという条件です。
ブランド物欲しさに女子大生が手を出してしまい、実際にネット上に裸の写真がばら撒かれており社会問題になっています。
日本の闇金も裸の写真を送らせている
日本においても裸の写真を脅しに使う闇金業者が多いです。
闇金の金利は支払える様なものではありませんし、完済されると闇金も儲かりませんから、完済できない様に何かと妨害を受けることになります。
つまり、裸の写真を渡してしまった時点でばら撒かれてしまうリスクは極めて高いと言えます。
ネット上に拡散された写真を完全に消すことは不可能ですので、闇金に対しては、裸の写真を絶対に送らないように気をつけましょう。
既に写真を送ってしまった場合の対処法
対処方法:闇金に強い法律家(司法書士、弁護士)に相談して闇金と交渉する
闇金に強い法律家が介入することが、闇金が裸の写真をばら撒くことを未然に防ぐことにつながります。
闇金業者が最も恐れているものが闇金との交渉に長けた法律家です。
闇金に強い法律家は警察を動かす力や、闇金の商売道具のスマホや口座を強制凍結させる力を持っているので、闇金もこの様な法律家が出てくると手を引くか交渉に応じる場合が多いです。
法律家に相談する際、「裸の写真を送ってしまった」「送ったのは闇金A社だけ」ということを担当の法律家に伝えましょう(複数の場合は覚えている限り全ての業者を伝える)
仮にばら撒いたとしても誰が犯人なのか分かってしまいますので、闇金業者も、うかつにばら撒くことが出来なくなります。
ネットに第三者の裸の写真をばら撒くと逮捕されてしまう
以前、交際中に撮った女性の写真を、振られた男性が腹いせにネットにばら撒く「リベンジポルノ」が社会問題となっていましたが、このリベンジポルノによって逮捕者が出ています。
『ネットに第三者の裸の画像を撒くと逮捕される』という事は闇金もまた例外ではありません。
逮捕の事例:LINEグループに元交際相手の女性の写真を投稿した男性が逮捕
女性から土産の民族衣装を捨てられたと勘違いし、その腹いせに女性の裸の写真をLineグループ内に投稿。
一人の男性(26歳)が複数の者が見ることが出来る、LINEのグループトークに女性の写真を投稿した後、その男性の友人(27歳)が別のLINEグループトーク内に、その女性の写真を投稿しました。
最初に投稿した者、その画像を更に広めた者、2人とも逮捕され実名が全国に報道されました。
http://www.sankei.com/
裸の写真を送った相手がその闇金業者1社しなのか、他にもいるのか、法律家には伝えておきましょう。
もし既に晒されてしまっていたら、グーグルに対して裸の写真の削除請求が可能です
Google削除申請フォーム
Googleでは、リベンジポルノなどでアップロードされた画像をGoogleの検索結果から削除する対応を行っています。
削除対象の中には「当人の承諾なしにアップロードまたは共有された、ヌードや露骨な性描写を含む画像」が含まれていますので、闇金から例え画像を拡散されたとしてもGoogleの検索結果から削除することが可能です。
今の検索エンジンはGoogleがベースになっていて、YahooもGoogleの検索エンジンと同じものを使っています。
Googleから画像を削除してしてしまえば、いずれyahooでも画像は見れなくなります。
つまり、世の中のネットユーザーの大半がGoogleかYahoo!を使っているので、Googleに削除申請することで画像を拡散された被害者は普通の生活を送ることが出来ます。
また、特定のWebサイトに写真が掲載されている場合にはサイト管理者と連絡が取れなかったり、交渉に応じてもらえない場合もありますが、その場合には法律家に相談してみましょう。
「ネットの書き込みや画像の削除」については弁護士も削除対応を行っています。
写真を流出させない為に、闇金対応に強い法律家に依頼し、闇金と決別すること
一度、写真がネット上にアップされてしまうと、検索エンジンやホームページ上から削除したりと、とても手間がかかります。
そのため、「闇金に裸の写真を送らないこと」「送ってしまったら直ぐに闇金に強い法律家に相談すること」を心がけましょう。
令和の闇金業者はスマホや携帯電話だけで営業する090金融が主流になっています。
暴力団関係者でも無い、アマチュアの闇金が増えており、彼らも『逮捕されたくない』『闇金をやっていることを世の中に知られたくない』という者も多いです。
その為、法律家と揉めることは避けたいと考えています。
闇金に写真をばら撒かせない為にも、早めに闇金に強い司法書士、弁護士に相談して関係を終わらせましょう。
この記事の監修者
アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
大手の闇金対応を主に扱う法務事務所に10年以上勤務。累計3万件以上の闇金解決の実績を持つ。闇金業者、先払い買取、X(旧Twitter)の個人間融資など、違法業者の対策を主なサービスとして提供している、違法な金融業者のスペシャリスト。