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闇金に払えない場合に想定される嫌がらせの内容と未然に防ぐ解決方法
- この記事の監修者
- アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
闇金に借金が払えないとどうなるのか?
闇金の支払いが出来ないまま闇金からの連絡を無視してしまうと、借入前に教えてしまった勤務先や友人の連絡先へと取り立てが向かうことになります。
この記事では、支払いが出来ないまま放置することの危険性と、闇金から大きな被害を受ける前に解決する方法を解説しています。
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支払いが滞った時の闇金業者の行動パターン
闇金に対して支払いが滞ると、業者は以下の様な行動に出ます。
- 顧客に対しての取り立て電話
- 顧客に対しての嫌がらせ
- 顧客の周囲に対しての嫌がらせ
- 軽犯罪の手伝いを要求される
※軽犯罪=スマホや口座の郵送など
闇金業者がどう動いてくるのかを予め知っておくことで、最悪の事態を避けることが出来ますので、以降の内容を参考にしてください。
払えなくなると、闇金はまず顧客本人に対して督促の電話をかけます。
闇金の支払いに遅れると業者は、まず本人に対して取り立ての電話、もしくはLINEで連絡を取ってくることが多いです。
感情に任せて怒鳴り散らしたり、「家の近所に張り紙をする」など脅迫してくることもあります。
「ソフト闇金」という肩書きを使って集客をしている闇金業者は、借りるときはとても優しい対応ではありますが、顧客が払えなくなると態度が豹変します。
本人への電話以降、支払えないと嫌がらせが始まる
顧客を脅しても支払いが確認できなかったり、電話に出ない状態になると闇金業者は以下の様な嫌がらせを行います。
- 勤務先や家族に対して取り立ての電話をかける
- 勤務先や家族に対して同様の嫌がらせを行う
- 友人のLINEに取り立てを行う
- 本人の免許証の写真などを悪用して友人のLINEへ送り付けるなど
2024年の闇金業者は店舗を持たず携帯電話だけで営業をするタイプのものがほとんどです。
このタイプの闇金は「090金融」や「ケータイ金融」などと呼ばれており、身元の分からない携帯電話や口座(トバシ携帯、トバシ口座と呼ばれている)を使って顧客とのやり取りをしています。
近年の闇金業者は上記の様に身元を隠したがっているので、直接家に来ることはあまりありません。
しかし、勤務先や家族、友人に連絡や嫌がらせを行うなど被害者の社会的な信用に傷をつけるような嫌がらせを積極的に行います。
その様な嫌がらせを勤務先に受けたために、職を失ってしまう方も珍しくないのです。
出来る限りこの様な事態になる前に被害を食い止めることが肝心です。
対面でお金を受け取っている業者の場合、家に来る可能性があります
対面融資の闇金業者には暴力団関係者も多く、実際に本人の家にまで取り立てに来ることがあります。
もし、実際に闇金業者が家にまで上がり込んで来たという場合には即110番通報してください。
闇金に口座、携帯電話(スマホ)を譲渡しない様にご注意ください!
闇金業者は顧客が支払い不能になると以下の様な要求をしてくることがあります。
- スマホやタブレットを3~5台ほど契約して闇金業者まで郵送する様に要求する
- オンラインバンクなど銀行口座を契約して、パスワードと暗証番号を要求する
スマホや携帯電話を自分が使うフリをして契約し他人に譲渡することは法律で禁止されています。
携帯電話会社に対しての詐欺罪も成立してしまい、警察から取り調べを受ける可能性も高いです。
銀行口座の譲渡についても、銀行に対しての詐欺罪が成立することになり、3年ほど経って忘れた頃に銀行から被害届が出され、警察から取調べを受けるケースもあります。
闇金業者に協力しても残るのは大きなリスクだけです。闇金業者に対して口座や携帯電話を渡してしまわない様に気を付けて下さい。
闇金の借金は払えなくて当たり前で、法的にも払う必要が無い
闇金業者が「困っている時にお金を貸してくれた」ということで、ついついお金を返そうと考えてしまうかも知れません。
しかし闇金の金利は、「払えなくて当たり前」と言っても良いほどの違法な高利です。
また闇金の貸付は出資法に違反しており、返済の義務が無いものとされています。
「返さなければならない」と自分を追い込まないように注意しましょう。真面目な方ほど闇金の犠牲になってしまいます。
参考記事:闇金の返済義務についての判例
2008年の最高裁にて「闇金から借りたお金は元本されも返済する必要が無い」という判決が出ています。
このときから、闇金に対しては元本さえも支払う必要が無いという考えが一般的になっています。
嫌がらせを受ける前に闇金から離れ解決する方法
闇金業者のほとんどは、闇金に強い司法書士や弁護士が介入するとその被害者から離れます。
なぜなら闇金業者は闇金対応に強い法律家と揉めてしまうと、警察が本格的に動き出し摘発されてしまう恐れがあるためです。
それだけでなく、闇金業者の使っている口座や携帯電話も使えない状態にされてしまいます。
その結果、闇金業者はその被害者と関わり続けることで、他の顧客や闇金融業そのものを失う恐れさえあるのです。
よって、闇金業者はその他大勢の顧客を守る為に、厄介な法律家の関わった被害者を諦めます。
参考記事:闇金に弁護士が介入したその後、嫌がらせは無い?弁護士に聞いてみた。
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闇金に強い司法書士、弁護士のポイント
- 闇金一社の解決にかかる費用は5万円が相場
- 後払い、分割払いに対応してもらえる事務所も多い
- 法律家の介入後、本人は闇金と話す必要が無くなる
- 闇金との交渉に強い事務所の場合介入と同時に解決することが多い
警察について
警察は個人が相談しても動いてもらえないことが多いです。
嫌がらせが再発するなどの問題もあるので、警察への相談を検討されている方は、以下の記事を参考にして下さい。
参考記事:闇金を警察へ相談してどこまで対応して貰える?取り立ては解決する?
まとめ
- 闇金に払えなくなると嫌がらせが始まる
- 嫌がらせは勤務先や家族へと及ぶ恐れがある
- 闇金問題は嫌がらせが始まる前に解決すると被害を最小限に抑えられる
- 闇金は闇金に強い法律家が介入することで、半分以上が当日中に離れている
闇金に払えない状態で、そのまま問題を放置していると闇金業者の嫌がらせが始まってしまいます。
嫌がらせは本人だけでなく勤務先など関係各所に及んでしまいます。
嫌がらせが始まる前に闇金に強い法律家を介入させておくと、嫌がらせを未然に防ぐことが出来ます。
「真面目に返済しよう」と考えてしまうと、闇金業者はその真面目さにつけこんで、いつまでも利息の搾取を続けます。
闇金が怖く感じられるかも知れませんが、関係を断つことは決して難しくないということを覚えておいてください。
以上、闇金に払えない場合に想定される嫌がらせの内容と未然に防ぐ解決方法…という内容でした。
この記事の監修者