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闇金は返せば大丈夫?払えない場合の危険性と抜け出す為の注意点
この記事の監修者
- アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
「闇金が危険というけど返せば大丈夫なんでしょ?」
「SNSの個人間融資もちゃんと返せば危険は無いんじゃない?」
闇金業者も「安全」を装っているためにそのように考えられている方もいると思います。
しかし、闇金は返しても大丈夫ということはありません。
なぜなら、闇金業者は一度でも関わった相手に対して、完済後も金利をむしり取り続けたり、再融資を迫ったりするからです。
本記事では、その理由と具体的なリスク、抜け出す方法について詳しく解説します。
闇金の金利は異常に高く、完済するのはほぼ不可能
令和7年時点でトイチ(10日で1割)トゴ(10日で5割)などの金利で営業している闇金は少なく、週倍(しゅうばい)という利率が一般的になってきています。
これは「12,000円を一週間で24,000円にして返さなければならない」というデタラメな金利です。
被害者は借金をせざるを得ない状況の中で、週倍の完済金を用意することは極めて困難と言えます。
そもそも闇金は完済させない
闇金業者は、顧客に完済されると金利で儲けられなくなるため、完済を阻止しようとします。
「12,000円を貸付けて、金利の12,000円をいつまでも返済してもらいたい」と考えています。
そのため、あらゆる手を使って完済を阻止しています。
闇金業者が完済を阻止する手口
- 完済金を振り込んだにも関わらず事前連絡が無かったと完済を認めない
- 完済用の口座を教えない
- 完済した後、すぐに再融資を勧める
- 再融資を断ると脅迫して無理やり貸し付ける
このように、闇金は顧客との関係が切れないように、いつまでも金利をむしり取ろうと考えています。
闇金業者による凶悪な取り立ての手口
返済が滞ると闇金業者は悪質な取り立て行為を行います。
闇金の取り立ては過激で、以下のような手口が使われます。
- 電話やLINEでの執拗な催促
- 勤務先へ督促電話をかける
- 家族や知人への督促
- SNSやホームページを使った個人情報の晒し
- 大量のFAXを勤務先や、同じビルの別の会社に送り付ける
- 親族の勤務先への嫌がらせ
取り立てを無視すると、さらに過激な手法が使われるため、早期に対策を講じる必要があります。
闇金に払うだけでもリスクがある
闇金業者は返済先の口座として、別の顧客の口座を指定することがあります。
これを「迂回融資(うかいゆうし)」と言います。
「顧客A→ヤミ金→顧客B」と本来、闇金業者に振り込まれたお金を顧客Bに貸し付けるところを、迂回融資は「顧客A→顧客B」と、顧客Aに返済口座として顧客Bの口座を直接指定します。
この迂回融資に巻き込まれることで、闇金の共犯として警察に疑われてしまい 取り調べを受けることもあります。
銀行口座が使えなくなることがある
闇金業者に振り込むだけでも、迂回融資によって闇金の仲間と疑われ銀行口座が凍結されることがあります。本人名義の口座が日本全国のどの銀行でも開設できなくなる場合があります。
闇金と関わると、様々な軽犯罪に巻き込まれる
闇金業者は銀行口座やスマートフォンを契約し、郵送すれば利息を免除したり、もしくは「口座やスマートフォンを数万円で買い取る」いう勧誘をしてくることがあります。しかしそれらの行為は犯罪です。
銀行口座の譲渡
銀行口座の譲渡は犯罪収益移転防止法違反(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)や詐欺罪(10年以下の懲役)に該当する可能性があります。
スマートフォンの譲渡
スマートフォンの譲渡は携帯電話不正利用防止法違反(1年以下の懲役または50万円以下の罰金)となる恐れがあります。
違法行為に加担すれば、被害者ではなく加害者として処罰されるリスクがあるため、絶対に応じてはいけません。もし指示された場合は、すぐに警察や専門家に相談しましょう。
闇金に申し込むだけでも危険な理由とは?
闇金の申し込みフォームでは、多くの個人情報を入力させられます。
- 氏名
- 住所
- 勤務先の住所や連絡先
- 家族の名前、住所や連絡先
- 家族の勤務先やその連絡先
- 振込み先口座
- 本人の写真
これらの個人情報を闇金業者に渡すと、例えお金を受け取っていなかったとしても危険です。例えば闇金に申し込んで融資の直前で不安になり借りるのを止めた場合「キャンセル料」の請求をされることがあります。
キャンセル料の支払いを拒むと、勤務先や家族、家族の勤務先に恐喝をすることで無理やり支払わされてしまう恐れがあります。
恐ろしいのは、闇金の恐喝によって支払ってしまった場合「脅せば払うカモ」であると判断され、いつまでも金銭を要求されてしまうということです。
個人情報を闇金に送ることでさえ危険ですのでお気を付けください。
これも闇金?闇金の種類について
↑イメージ:個人融資を装う闇金業者の例↑
近年の闇金業者の多くは、闇金であることを隠して営業しています。気づかないうちに闇金に申し込んでしまわないように目を通しておいてください。
090金融やLINE闇金
これらの業者は、基本的に対面せずに融資を完結します。LINEやSMSだけで取引を進めます。最近ではシグナルというトーク履歴の残らないアプリを使っている闇金も増えています。
個人間融資を名乗る闇金
「個人間融資」と称して一般人を装った闇金業者も存在します。LINEや電話だけでやり取りをするケースや、実際に対面して金銭の授受を行うケースもあります。
主にX(Twitter)などのSNSや「個人間融資掲示板」などで顧客を集めています。
対面系闇金
対面で融資を行う闇金業者は、暴力的な取り立てを行う傾向があります。返済が滞ると、自宅や勤務先に押しかけることもあり、拉致監禁などのリスクもあります。
ソフト闇金
「ソフト」と印象を柔らかくしていますが、取り立てが凶悪なのには変わりありません。
先払い買取
「商品の買取」という名目で先に買取代金が振り込まれ、キャンセルすると「振込み代金+キャンセル料」を支払うことになります。最初からキャンセル前提で代金を振り込んでおり、金利も違法、取り立ても闇金と同等であることから、闇金まがいの業者として逮捕者も出ています。
闇金から抜け出すにはどうしたら良い?
唯一の解決策は闇金に強い法律家へ相談
闇金問題は個人では解決が極めて困難です。闇金問題は取り立てが発生する前に闇金に強い法律家へ相談することで被害を最小限に食い止めることができます。
警察では動きにくい問題もあるのと、闇金問題は緊急性が高くスピード感を持って法律家が動く必要があります。法律家がそのことを理解していないと「相談のための予約をとって、相談まで1週間かかる」ということさえあるのです。
たった一分一秒の遅れが被害の拡大につながるため、闇金問題の解決には迅速な対応が不可欠です。
法律家による解決方法やその流れ
闇金に強い法律家が介入することで、闇金のほとんどが即日で取り立てをストップします。
当事務所(アクティブ法務事務所)の場合は、0和解と言って闇金には元金も払わず、尚且つ嫌がらせもさせないように交渉をまとめています。
緊急時にはご相談から30分程度で取り立てを止めることもあります。
法律家が闇金に対して対応する流れは以下の通りです。
- 無料相談・状況把握
- 受任契約
- 闇金への対応(即時の支払い停止)
- 闇金業者との交渉・取り立ての停止
- 必要に応じて警察や関連機関への報告
- アフターフォロー
闇金対応に慣れた法律家が介入することで、即日で闇金業者が手を引くケースが多く、元の生活を取り戻すことができます。
※闇金対応に慣れていない法律家が対応すると、闇金業者に言われるまま高額な解決金を支払うよう指示されることもあります。
実際に「他の弁護士に相談しても解決しなかったが、弁護士費用だけ請求されている」という方から相談をお受けしたことがあります。
闇金問題は被害が拡大する前に、闇金に強い法律家へご相談ください。
まとめ
- 闇金は完済しても関係を切らせない
- 闇金とお金のやり取りをするだけでも共犯と疑われる
- 闇金に個人情報を渡した時点で危険
- 一度でも関わると、完済後もカモにされる
闇金業者には個人情報を渡すだけでも、嫌がらせなどの被害に遭う可能性があり大変危険です。
安易に申し込んでしまわないように正規の貸金業者の利用を検討しましょう。
もし闇金と関わってしまった場合は、闇金問題に詳しい法律家に相談することで被害を最小限に食い止めることができます。お悩みの方はご相談ください。
この記事が1人でも多くの方の参考になれば幸いです。
この記事の監修者
アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
大手の闇金対応を主に扱う法務事務所に10年以上勤務。累計3万件以上の闇金解決の実績を持つ。闇金業者、先払い買取、X(旧Twitter)の個人間融資など、違法業者の対策を主なサービスとして提供している、違法な金融業者のスペシャリスト。>>着手金0円の闇金対応はこちら