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押し貸しの手口と対策|闇金を諦めさせて再発を防ぐ方法
- この記事の監修者
- アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
- 闇金から無理やりお金を振り込まれた
- 闇金と関わったことがあり、同じグループの業者に振り込まれたかも知れない
- 身に覚えのない振り込みがある
この記事では上記の様な闇金による押し貸しの手口や対処法、そして解決後に再び押し貸しに遭わないための予防方法を案内しています。
押し貸しの被害を受けた場合、当記事を読んでいただくことで被害の拡大を防ぐことができますので参考にしてくださいね。
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闇金業者による押し貸しの手口
- 闇金に申し込み後、キャンセルするも無理やり振り込まれてしまう
- 闇金業者に完済後、更新扱いにされてしまい押し貸しを受けてしまう
- 以前に闇金を利用したことがあり、闇金グループ内の別の業者に振り込まれてしまう
- 闇金業者に個人情報が漏れてしまい業者から連絡が来て押し貸しをされてしまう
闇金業者から押し貸しを受けるのは上記の様な場合に分類されます。
闇金に申し込み後、キャンセルするも無理やり振り込まれてしまう
闇金だと知らずに申し込んだ場合
闇金だと知らずに申し込んでしまい、借りる直前になって闇金だと気づいてキャンセルの意向を伝えたところ、無理やり口座にお金を振り込まれてしまうケースです。
闇金業者のホームページは正規の金融業者のものと一見して見分けが付かないため、この様な被害に遭う方は少なくありません。
闇金だと分かっていたが借りる直前でキャンセルした場合
闇金だと分かってはいたが融資の条件を聞いて、キャンセルしたいことを伝えるが無理やり貸し付けられて利息を請求されてしまうケースです。
闇金業者は事前に掲載している利息よりも高い利息を請求してくることが多いです。条件を聞いて「やっぱり借りるのをやめます」と途中で断ると、押し貸しされたり、キャンセル料の請求をされると言った被害に発展することがあります。
闇金業者に完済後、更新扱いにされてしまい押し貸しを受けてしまう
闇金業者に完済したにも関わらず、無理やりお金を振り込まれてしまい利息を請求されるケースです。
闇金業者は完済されてしまうとそれ以上利息による儲けが得られなくなるため、無理やりお金を振り込んで更新扱いにすることがあります。
以前に闇金を利用したことがあり、闇金グループ内の別の業者に振り込まれてしまう
以前に闇金業者からお金を借りたことのある方は、その闇金業者が所属しているグループの他の業者から押し貸しを受けることがあります。
闇金業者はグループ内で個人情報を共有しているのです。口座をそのままにしていると押し貸しのリスクが生じてしまうので、闇金に知られた口座は解約しておくようにしましょう。
気づかないうちに闇金に個人情報を送ってしまい押し貸しをされてしまう
- お金に困って融資の審査サイトに個人情報を入力して送信してしまった
- X(旧Twitter)の個人融資を名乗る者に個人情報を教えてしまった
上記の様な経緯で闇金業者から連絡が入り、そのまま押し貸しを受けてしまうことがあります。
闇金業者は正規の金融業者や、まっとうな企業を装って顧客を集めることが多いのです。
お金に困っている時は冷静さを失い、正常な判断をすることが難しくなってしまいます。「融資の審査」「融資の紹介」といったホームページに個人情報を入力する場合、事前に財務局に問い合わせるなどして違法性の無い者の運営するサイトかどうかを確認しましょう。
押し貸しの被害に遭った時の対策と再発を防ぐ方法
闇金業者に取り立てを諦めさせる
闇金業者は、闇金に強い法律家(司法書士、弁護士)が介入することでその顧客からの回収を諦めます。
何故なら、闇金業者は、闇金との交渉に長けた法律家を敵に回したくないと考えているからです。
闇金に強い法律家(司法書士、弁護士)のポイント
- 闇金に強い法律家が介入すると半分以上が当日で解決する
- 闇金1社の解決にかかる費用は5万円程度
- 分割払いや後払いに応じてくれる事務所も多い
- 闇金に対して和解金を払う事務所、なるべく1円も払わない0和解を目指す事務所がある
上記の図の様に、闇金に強い司法書士、弁護士が介入することで、闇金業者はその顧客と関わるデメリットが大きくなります。
闇金業者は、闇金融業の存続のために、その顧客を諦めざるを得なくなるということです。
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警察は対応してくれるの?
個人が警察に闇金相談をしても闇金の取り立てを止めたり、支払いを諦めさせたりという対応をしてもらえないことが多いのが現状です。
根気強く交渉することで、警告電話をかけてもらえることもあるのですが、ほとんどが闇金からの嫌がらせが再発しています。
何故なら、警察が闇金の摘発に向けて本格的に動くことが少なく、闇金業者もそのことを知っている為です。
解決後、押し貸しの再発を防ぐために
闇金業者に知られた口座を解約する
闇金業者に知られてしまった口座は解約しておきましょう。
何故なら、口座をそのままにしていると他の闇金業者から押し貸しを受けてしまう危険性があるからです。
闇金業者に渡した個人情報は業者のグループ内で共有されています。そのため司法書士、弁護士に依頼してその業者との問題が解決した後、押し貸しを受けた口座を必ず解約して問題の再発を防ぐ必要があるのです。
支払うと付けこんでくる!やってはいけない対策
闇金に言われるがまま支払ってはならない
「早く終わらせたいから」と闇金の言いなりになって元利金を支払ってしまうと、闇金業者は何度も金銭を請求してきます。
「脅したり、怖がらせたらお金を振り込んでくれるカモ」だと思われてしまうということです。
闇金の言うとおりに支払ってしまうと闇金の利息を返済し続けることになってしまいますので、一度たりとも支払ってしまわない様に気を付けましょう。
押し貸しされた後、問題を放置するのは危険
闇金業者は顧客が電話に出なかったり逆らうと、嫌がらせを行うことで従わせようとします。
その為、押し貸しを受けたあと闇金業者からの連絡を無視したまま放置してしまうのは非常に危険です。
闇金による嫌がらせの内容
- 被害者に数十回の着信が入る
- ピザの大量注文が届く
- 職場に取り立ての電話が入る
- 職場の回線がパンクするほどの電話が入る
- 実家やそのお隣に取り立ての電話が入る
- 家族や親戚の職場に取り立ての電話が入る
闇金業者は第三者を巻き込む
闇金業者は申し込み時に勤務先や家族の情報といった「緊急連絡先」を確認しています。
この緊急連絡先を控えることで「闇金から借りたことをバラされたくない」「第三者に迷惑をかけたくない」という気持ちを利用して、闇金業者は顧客に返済をさせているのです。
押し貸しを行う闇金業者も、緊急連絡先という弱みを握っているからこそ実際にお金を振り込んでいる可能性が高いため、やはり無視してしまうという対応は行うべきではありません。
押し貸しされたお金は使わない様に!
法律上、闇金から押し貸しされたお金は返す必要がありません。
しかし、闇金業者が赤字のまま黙って引き下がる可能性は極めて低いです。
司法書士、弁護士を介入させた場合に、闇金から振り込まれたお金を返すことで穏便に解決することが多いので、何事もなく穏便に終わらせることを望むのであれば、闇金から振り込まれたお金には手を付けずに取っておくことが望ましいです。
全く身に覚えがない場合
供託(きょうたく)制度について
供託という制度があり、振り込まれた身に覚えの無いお金を法務局の供託所に預けることが出来ます。
仮に怪しいお金であったとしても、『もう自分の手元には無いので』という事実を作ることが出来るので、お金の出所に全く身に覚えがない場合には、近くの法務局に相談してみましょう。
まとめ
- 闇金の押し貸しを放置するのは危険
- 押し貸しされたお金は勝手に使わないこと
- 闇金の押し貸しは専門知識を持った法律家を介入させて解決させる
- 押し貸しが解決したあとは速やかに口座を解約すること
この記事の監修者