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闇金は完済後も危険|嫌がらせが止まない場合の解決方法
- この記事の監修者
- アクティブ法務事務所 代表
室﨑泰成 司法書士
闇金に借金を完済した後も嫌がらせや取り立てが続いているというケースがあります。
闇金による完済後の取り立て被害、その対処法について、この記事では触れています。
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闇金に完済したにも関わらず取り立てや嫌がらせが生じる事例
- 1年以上前に完済したにも関わらず嫌がらせの電話が続いている
- 完済したにも関わらず日に3.4件の電話が続いている
- 完済したにも関わらず完済を認めてもらえず利息の支払いを要求される
- 半年前に完済したはずなのに携帯に日に10件以上着信が入り、親、職場へも連絡をされている
- 完済後、更新扱いにされ無理やりお金を振り込まれた
上記のものは全て、実際に生じている事例です。
完済を認めてもらえないケース
完済したにも関わらず、「事前連絡が無かったから」「まだ支払いが残っていた」という理由で完済を認めてもらえないことがあります。
闇金業者は利息で儲けているため、完済されると困るのです。その為、何かと理由をつけて完済を認めなかったり完済をさせようとしないという事が起こります。
闇金に完済したにも関わらず、更新扱いにして押し貸しをされる。
闇金と約束したお金を全て返済したにも関わらず、「更新扱い」にされ、望んでいないのに無理やり貸付をされてしまうケースもあります。
これは押し貸し(おしかし)と呼ばれる手口です。
完済してから半年~1年後に連絡が入るケース
闇金から借りた後、直ぐに完済したにも関わらず1年経っても嫌がらせや取り立ての電話がかかってくるというケースです。
嫌がらせの期間は1ヶ月などと言われていますが、一概には言えません。
完済後の闇金に対して、警察の対応はどこまで有効か?
闇金の被害相談を警察にしても、実際に警察官が動いてくれる可能性は低いです。
根気よく交渉することで警察が闇金業者に警告電話をかけてくれることもあります。しかし、警察の警告電話を受けたにも関わらず取立てが止まらずに司法書士や弁護士事務所へ相談に訪れる方が多いのが現実です。
理由としては、警察が警告電話をかけた後、本格的に闇金逮捕に向けて捜査をすることがほとんど無く、その事を知っている闇金が時間を置いて被害者に連絡を取ろうとしてくるためです。
警察の管轄と、闇金の居る都道府県が異なるため、捜査のコストが大きなものになることが1つの要因になっています。
参考記事:闇金を警察へ相談してどこまで対応して貰える?取り立ては解決する?
根本的な闇金問題の解決を目指すなら、闇金に強い法律家に相談
闇金に強い法律家が介入すると7~8割の闇金業者は即日で撤退します。
闇金業者は闇金に詳しい法律家と本格的に揉めてしまうと、警察が本格的に動くリスクが高くなるのです。
参考記事:闇金に司法書士や弁護士が介入したその後、嫌がらせは無い?法律家に聞いてみた。
それだけでなく闇金業者の商売道具である口座や携帯電話を強制的に解約されてしまうなど、闇金業者は被害者を解放しなければ営業が出来なくなってしまう恐れもあります。
そのため闇金業者は闇金に強い司法書士や弁護士の介入後は、その被害者から離れる判断をしています。
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過去に完済した取立てを受けている方が、解消しなければならない問題
- 二度と取り立てを受けない為に電話番号は変更する。
- 口座は闇金から勝手に振り込まれない為に解約する。
二次被害を防ぐ為にも上記の対応が必要です。
『会社の給与の振込先だから』と面倒くさがって対応を怠っていると、最悪の場合、以下の様な事態に発生してしまいます。
闇金と関わった口座を放置することで、生活が危ぶまれる可能性がある
闇金から自分の口座に振り込まれた履歴があると、共犯として疑われる可能性があります。
『闇金を利用しただけなのに』『闇金だと知っていたら借りなかったのに・・』と一般市民からしてみると、理不尽な話です。
闇金の口座にお金を振り込んでしまっている場合にも、暴力団廃止条例における反社会組織への利益供与で取調べを受けたり、逮捕されてしまうことがあります。
既に完済している場合でも、口座の履歴から闇金の共犯だと疑われ、警察が銀行に口座の凍結を要請することがあります。
この事態に陥ると、闇金から振り込まれた口座は凍結されてしまいます。
また、同じ名義の全ての口座が同金融機関内で凍結させられてしまうことも珍しくありません。
一度凍結されてしまうと、預金保険機構の広告に登録されてしまい、日本全国の金融機関において口座を開設すること出来なくなります。
闇金と関わった口座や携帯電話は放置せずに後始末をしておきましょう
闇金と関わった口座を放置していると、さまざまな問題が生じます。闇金との交渉を依頼した司法書士や弁護士にアドバイスを仰ぎ、適切なタイミングで口座を解約し、携帯電話の番号を変更するといった対応をしておきましょう。
司法書士や弁護士に依頼してからの過程を記録に取っておきましょう
闇金に関わってから、毎日ノートや手帳に、日付、時間付きで記録をつけると後々の証拠になります。
口座の解約や、電話番号の変更についても、『○月△日、×曜日 12:01頃 ○○司法書士の指導の下、口座を解約』と記録をつけておくと、
警察に事情を話すときの保険にもなりますし、警察から見ても『被害者として適切に対処しているな』と良い印象を持ってもらうことにも繋がります。
まとめ
闇金業者は、完済したとしても被害者を何とかつなぎとめておこうと考えています。
「完済すれば闇金との関係が終わる」と思っていると、大きく裏切られてしまうことになります。
このことを知って、少しでも良い方向に前進して頂けると幸いです。
以上、闇金は完済後も危険|嫌がらせが止まない場合の解決方法…という内容でした。
この記事の監修者