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闇金に対する「借りパク」とは

 

「借りパク」という言葉は、俗語の一つで人から借りたものをそのまま自分のものにしてしまうことを表します。
闇金業者に対する借りパク行為とは、闇金の借金が法的に無効であることを悪用して、最初から返すつもりも無いにもかかわらず業者からお金を借りて、そのまま借金を踏み倒してしまう行為のことです。
この借りパク行為は、「闇金ウシジマくん」などの漫画やドラマで描かれることもあります。
そして、闇金という犯罪集団に対する「借りパク行為」は、リスクが高く、その上で金銭的に儲かるようなことは決してありません。

闇金からの借りパク行為は現実味が無い

借りパク行為を行う者の手口

1. 闇金からお金を借りたまま連絡を一切無視して踏み倒す
2. 闇金からお金を借りて直ぐに司法書士や弁護士を介入させて利ざやを得ようとする

これらの方法にはそれぞれリスクがあり、とても利益を得ることは難しいです。それだけでなく、社会的なダメージを負ってしまう可能性が高いのです。

闇金に対しての借りパク行為で利益が出ない理由

今の闇金業者は店舗を持たずにスマホと口座だけで営業をしている090金融が9割を占めています。
闇金業者も見えない相手にお金を貸し付ける訳ですから、貸付前はとても慎重で、簡単にお金騙し取れるほど甘くありません。

闇金業者は住所や勤務先の情報を必ず確認する

闇金業者は貸付前に、必ず顧客の住所と勤務先、親族の住所や勤務先まで確認しています。
近年では、LINEの友人リストや、スマホの電話帳も送らせています。
これらの情報は、顧客が支払えなくなったり連絡がつかなくなった時に、代わりに取り立てる為に確認しています。
借金を返さなかった時の担保として、2024年は裸の写真を最初に送らせている業者もおり、支払えない時にはその写真をネット上にばら撒かれるという被害に遭う方もいます。
この様に、闇金業者は顧客が逃げた時のことを考えて担保となるものを必ず押さえています。

闇金業者は少額しか貸し付けない

2024年の闇金業者はいきなり大金を貸し付けることはありません。
まずは信用を作る為にと、1万円程度の少額からの融資になることが多いです。
例えば、手数料を引いて8,000円しか受け取っていないのに、12,000円の融資として扱われ、数日後に元金とは別に利息として12,000円を請求されるというケースもあります。

闇金業者の嫌がらせ

闇金業者は、顧客が払えなくなったり、連絡が取れなくなると取り立て、嫌がらせを行います。

闇金業者による嫌がらせの内容

• 着信履歴が埋まるほどの電話を本人へ行う
• 本人の勤務先に何度も電話をかけたりFAXを数百枚送信するなどして回線をパンクさせる
• 親戚の家にも同様の取り立てを行う
• LINEの友人に対して取り立てる
• 本人の写真を加工して友人に送り付ける　など

 

勤務先に対して闇金業者から取り立てを行われることで、会社に居られなくなってしまう方も珍しくありません。
参考記事：法律家が詳しく回答！闇金の取り立て手口は周りを巻き込む！

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闇金に対する借りパク行為が成り立たない理由

闇金からお金を騙し取ろうとしても、得をすることはありません。

 

何故なら、闇金業者から離れる為には司法書士や弁護士などの法律家を介入させる必要があり、その相場は闇金1社につき5万円程度となっています。
闇金から受け取る数千円～1万円程度のお金では、とても得をすることはできません。
それだけでなく、闇金業者と関わることで職を失うことになってしまうと、その損失は計り知れないと言えます。

 

その他にも、借りパク行為のリスク

法律家が介入しても解決が難しくなってしまう

通常、闇金問題は闇金対応を専門としている司法書士や弁護士が介入することで、ほとんどの闇金業者が当日のうちに依頼者からの取り立てを諦めています。
しかし、最初から返すつもりが無いにも関わらず借りたということが分かると、闇金業者を怒らせてしまうことになり、解決まで長引く可能性があります。

 

詐欺に問われてしまう可能性がある

たとえ返済義務が法的に認められていない闇金業者だとしても、「最初から返さないつもりで、お金を借りる」という行為自体が詐欺に問われる可能性もあります。
以上のことから、闇金業者からお金を騙し取ってやろうなどと思うと、損失の方が高くつくことがお分かり頂けると思います。
とても危険で取り返しのつかないことになる可能性もありますので、絶対におやめ下さい。

 

闇金から合法的に縁を切る方法

闇金業者は闇金対応に強い法律家が介入すると離れていきます

既に闇金業者から借金をしてしまった場合は、闇金に強い司法書士や弁護士が介入することで、早ければ即日で取り立てと支払いを停止させることが出来ます。

 

 

参考記事：闇金に法律家が介入したその後、嫌がらせは無い？司法書士に聞いてみた。

 

闇金1社の解決までにかかる司法書士、弁護士費用の相場が5万円程度ですが、分割払いや後払いの対応を受け付けている法律家もいますので、事前に費用の支払いについても相談しておきましょう。

 

警察では闇金の解決は出来ないの？

警察は個人の闇金問題に対しては動かないことが多いです。
闇金業者もそのことを分かっているので、警察に駆け込んでも嫌がらせをやめないことが多い傾向があります。

 

参考記事：闇金を警察へ相談してどこまで対応して貰える？取り立ては解決する？

 

しかし、闇金対応の得意な法律家が介入したあとも闇金が被害者から手を引かない場合、法律家の要請によって警察が本格的に動く可能性が高まります。
その様な事情もあって、闇金に強い法律家が介入した後、闇金業者は依頼者から離れていく傾向があります。

 

まとめ

• 闇金に対しての借りパク行為はろくな目に合わないのでお止めください
• 司法書士や弁護士も借りパク行為だと分かると依頼を断ることがあります
• 闇金から借りてしまい悩んでいる方は闇金に強い法律家へ相談しましょう

 

近年の闇金業者は顔を見せずに営業しており、逮捕されないことを重要視しています。
それらの事情も相まって、闇金業者の嫌がらせが、より陰湿なものになっており、関わるだけでも社会的に大きなダメージを負ってしまう可能性が高いです。
闇金業者に対する借りパク行為はリスクが高く、損をすることはあっても得をすることはありません。
また、すでに闇金業者と関わってしまい悩んでいる方は、闇金に強い法律家を介入させることで早期の解決が可能です。
以上、闇金の借りパク行為は危険！踏み倒し前提で関わると生活が出来なくなる…という内容でした。